更新 2026年8月25日
絵が上がらない。
データが直らない。
気がついたら、イベントまで2週間を切っている。
同人グッズを作っていると、だいたい一度は経験します。
この記事では、間に合わないときに残っている手を並べます。
アクスタを扱う会社の多くは、納期を選べるようになっています。
長い納期がいちばん安く、短くするほど高くなります。
問題は「どれくらい高くなるか」です。
実際の価格表から倍率を出すと、こうなりました。
| 納期 | 印刷代の上がりかた |
|---|---|
| 10営業日 | 基準(いちばん安い) |
| 9営業日 | +5% |
| 8営業日 | +10% |
| 7営業日 | +15% |
| 6営業日 | +20% |
| 5営業日 | +35% |
| 4営業日 | +50% |
| 3営業日 | +70% |
| 2営業日 | +110% |
| 翌営業日 | +230% |
2026年8月時点。実際の価格表の数字から出した倍率です。
1営業日縮めるごとに5%ずつ、という区間があります。
ここは思ったより安いです。
10営業日を8営業日にするだけなら10%です。
50個で44,050円の注文なら、4,400円ほどの追加で2日縮まります。
けれど5営業日を切ったあたりから、急に跳ね上がります。
翌営業日出荷は3.3倍です。
44,050円の注文が14万円を超えます。
7営業日から3営業日で選べる会社は、6営業日で+10%、5営業日で+20%、4営業日で+30%、3営業日で+50%でした。
20日・12日・7日の3択という会社は、12日で約+15%、7日で約+43%でした。
どの会社も、少し縮めるぶんには安く、限界まで縮めると急に高くなります。
ここを見落とすと、当日になって困ります。
短い納期を選ぶと、注文できる個数の上限が下がります。
ある会社は、通常なら300個まで注文できますが、2営業日と翌営業日は50個までです。
支払い方法もクレジットカードだけになり、入稿もブラウザのシミュレーター経由だけになります。
別の会社は、7営業日なら80個まで作れるのに、3営業日だと10個までになります。
「間に合うけど10個しか作れない」では、頒布用にはなりません。
また、300個以上は7日納期を選べない、という会社もありました。
特急は「少数を急いで作る」ための枠だと思っておいたほうがいいです。
意外に効くのがこれです。
自宅に送ってもらう場合、イベントの2日前には手元に着いていてほしい、という余裕を見ます。
発送から到着までの日数も足します。
この分がまるごと前倒しになっています。
会場へ直接搬入してもらうなら、その余裕がいりません。
会社によっては、締切が1週間近く後ろにずれます。
ただし、直接搬入は対応している会社が少なく、対象イベントも決まっています。
アクスタは直接搬入の対象外、という会社もあります。
短い納期の個数上限に引っかかったときは、こちらです。
数量を減らせば、上限の中に収まります。
それに、数量が減れば総額も下がるので、特急料金の上乗せを吸収できることがあります。
サイズを1段下げるのも同じ効果があります。
50個の予定を30個に落として確実に間に合わせ、次のイベントで刷り増す、という判断はよくあります。
これは最後の手ですが、効くことがあります。
公式ページの納期表示が古いままの会社があります。
表示は15営業日なのに、問い合わせたら「通常は7〜10営業日、繁忙期で10〜15営業日」という案内が返ってきた、という例がありました。
お急ぎ便が「停止中」と書いてあるのに、特急5営業日の案内が出た、という例もあります。
ページに出ていない条件を持っている会社は、けっこうあります。
急ぐときは、聞いてみる価値があります。
締切ぎりぎりに不完全なデータを送る、これです。
多くの会社は、データチェックが終わった時点で受付日を確定します。
不備があって出し直すと、出し直した日が新しい受付日になります。
1日ずれると、特急料金を払ったぶんが無駄になります。
急いでいるときこそ、白版とカットラインを見直してから送ってください。
いつまでに要るかが決まっているなら、締切から逆算できます。
イベントの日と数量を入れると、間に合う会社だけが総額の安い順に並びます。各社ごとに「何日までに入稿すればいいか」も出ます。
アクリルスタンドの入稿でいちばん多いつまずきが、白版とカットラインです。何のためにあるのか、どう作るのか、印刷所ごとに何が違うのかをまとめました。
イベント会場へ商品を届ける方法には、印刷所が持ち込む直接搬入と、宅配業者が届ける宅配搬入があります。締切の考え方が違い、そもそもアクスタでは使えない会社もあります。
アクスタのサイズは印刷所ごとに刻みが違います。よく使われる大きさと、サイズを1段上げたときに総額がどれだけ変わるかを、実際の価格表から並べました。
印刷所が出しているのは単価だけです。実際に払うのは送料や搬入料を足した総額で、単価がいちばん安い会社が総額では2番手になることがあります。実際の数字で並べました。